終身雇用について
(いきなりですが)
とうとう発売されました。
私が楽しみに待っていた本です。
これはmotoさんという、サラリーマンの今後のモデルケースについて語られたり、転職についてのコメントをTwitterやVoicyで発信し活躍されている方が執筆された本です。
そして作者のmotoさんは本業のサラリーマンで年収一千万円、副業で四千万円という途方もない実績を叩き出しているスーパーマンです。
同じサラリーマンとしてmotoさんの考え方がすごく気になっていましたし、吸収したいと思っていましたので、楽しみ。
ちゃんと読んだところで書評を記載してみたいと考えていますが、今日のエントリーでは、この本の中でも、世の中でも大きな話題になっている「終身雇用はどうなるんだろう?」ということをざくっと書いてみたいと思います。主に日本の大企業を想定しています。
(自分の意見を述べる練習にもなる)
私の意見
- 終身雇用はそうは無くならい。結局維持される。
理由
- 終身雇用が前提となっている制度が日本にはいくつもある。
- 終身雇用を求めない人は少数派。
- 終身雇用が日本の治安を維持している面がある。
まず、「1」についてですが、例えば住宅ローン。30年以上ものローンを終身雇用もない、年金も当てに出来ない、そんな状態で何千万ものお金を借りるでしょうか。
今の日本人はとにかく将来が見通せない不安によって、消費が冷え込んでいると思いますので、その不安をさらに助長するような終身雇用を止めることが果たして企業に出来るのか。そこが私には非常に疑問です。そんなことしたらさらに消費が冷え込んで、それは企業にも跳ね返ってきます。
終身雇用が無くなる→消費を控えて貯蓄の傾向が高まる→日本の消費活動が低下する→企業の売り上げが低下する→賃金下がる→さらに消費を控えて・・・
というスパイラルになると予想します。
次に「2」ですが、例えばあるアンケートでは20代の9割が終身雇用を求めているとのことです(2017年の記事)。この一つの事実からもわかるように、人は安定を求めている。その安定によって、ものを買い、消費をすることが出来ます。ただでさえ悲観的な予測が多い日本で終身雇用が無くなり、雇用の安定が無くなったら、まさに「1」と同じようなスパイラルが始まる気がします。
そして「3」。もし、終身雇用が無くなれば、安定が無くなる。つまり不安定な社会が到来しかねない。僕は終身雇用をはじめとする安定が日本の治安の高さに寄与している部分があると思っています。最近、凶悪な事件が多いような気がしますが、大企業の人による犯罪はどれくらいの割合でしょうか?ちゃんと調べてはいませんが、割合は低いと思います。すなわち、終身雇用がある大企業に務める人は犯罪を起こして自分の安定を壊そうとは思わない。終身雇用が保証する安定の力は大きい。
まあ、「3」は何かもっと良い説明がある気がするのですが、眠くてあまり頭が回らないので、これくらいで・・・
最初のmotoさんの話からはだいぶ逸れてしまったのですが、何にせよどんなことが書かれているのか楽しみです。
もしかしたら終身雇用なんていらない!っていう考えになるのでしょうか・・・?
とりあえず、現時点では私は「終身雇用は必要」という考えです。